WordPressの引越し

WordPressで運営するブログ・Webサイトを移転させる際に、記事のデータをXML形式でエクスポート&インポートする手順を紹介します。

この記事で紹介する方法を利用すると、投稿・固定ページ・カスタム投稿タイプの記事を移転先のブログに簡単に移すことができます。記事に設定したカテゴリー・タグも一緒に移せます。

ちなみに、WordPressの記事を移転させる方法は、データベースを利用する方法もありますが、専門的な知識が必要になる為、少し難しいです。XMLを利用してエクスポート&インポートする方法が簡単なのでお勧めです。

はじめに

この記事で解説している内容

この記事では、WordPressの記事データをXML形式で出力し、移転先のブログに移す作業の手順を説明しています。

記事以外のデータやWordPressの設定は手動で設定し直します。

各データの移設作業の概略は下記の通りです。

記事データWordPress Importerを利用して移転先にデータを移す。
アップロード画像FTPソフトを利用して手動で移転先に移す。
WordPressテーマFTPソフトを利用して手動で移転先に移す。
WordPressプラグイン FTPソフトを利用して手動で移転先に移す。
または
手動で個別にインストールし直す。
WordPress設定手動で個別に設定し直す。

作業の流れ

  1. 移転元のWordPressから必要なデータを取り出す
  2. 移転先のWordPressに必要なデータをアップロード
  3. 移転先のWordPressを移転元と同じ設定に変更
  4. 移転元のWordPressからXML形式でエクスポート
  5. 移転先のWordPressにXMLをインポート
  6. 最終確認
  7. 作業完了

使用するプラグイン

WordPress ImporterWordPressの記事をXML形式でインポートできるプラグインです。WordPress管理画面の「ツール」にこのプラグインへのリンクがあります。
Velvet Blues Update URLsサイト移転時のURL置換を簡単にできるプラグインです。データベース内にあるURLを一括置換できます。手動でデータベースの中身を置換するのが難しく感じる方は、このプラグインが簡単なのでお勧めです。

【移転元】WordPressから必要なデータを取り出す

必要なデータをダウンロード

記事のアップロード画像やテーマ・プラグインのデータは、FTPソフトなどを用いて手動で移転先に移設(コピー)する必要があります。

移転元のブログから、FTPソフトなどを用いて必要なデータを自分のPCにダウンロードしておきましょう。

ダウンロードする必要があるデータ
  • 記事のアップロード画像(メディアライブラリ)
  • テーマのデータ
  • プラグインのデータ
ダウンロードするディレクトリ
画像が格納されている
ディレクトリ
/wp-content/uploads/
テーマが格納されている
ディレクトリ
/wp-content/themes/テーマ名前/
プラグインが格納されている
ディレクトリ
/wp-content/plugins/プラグイン名前/
FTPソフトの画面例

「wp-content」ディレクトリの中にある「uploads」と「themes」と「plugins」のデータを自分のPCにダウンロードしておきます。

FTPソフトの画面例

プラグインの設定データをエクスポート

ブログのサーバー環境が変わる場合、プラグインのデータは、手動でインストールし直す方法が安全で確実です。

プラグインの設定データをエクスポート(出力)できる場合は、プラグインの設定データを事前にエクスポート(出力)しておきましょう。

エクスポート
  • プラグインの設定データをエクスポート(出力)する

FTPソフトなどを用いてデータを移設する場合

プラグインのデータは、FTPソフトなどを用いてデータを移設することができますが、プラグインによっては、サーバー環境が変わるとエラーが発生する場合があります。(有料版のプラグイン、キャッシュ・セキュリティ対策のプラグインなど)

もし、新しいサーバー環境でエラーが発生する場合は、手動でプラグインをインストールし直す必要があります。

ブログの移転前に、プラグインの設定データをエクスポート(出力)しておくと、手動でプラグインをインストールする際に設定データを引き継げるので役に立ちます。

【移転先】WordPressに必要なデータをアップロード

必要なデータをアップロード

移転先のレンタルサーバーにWordPressを新規インストールします。

そして、FTPソフトなどを用いて自分のPCにダウンロードしておいたデータを移転先のサーバーにアップロードします。

移転先のサーバーは、移転元のディレクトリ構造と全く同じになるようにします。

画像データを日時別にディレクトリ分けするように設定している場合は、ディレクトリ構造を保持したままアップロードするようにして下さい。

アップロード先のディレクトリ
画像が格納されている
ディレクトリ
/wp-content/uploads/
テーマが格納されている
ディレクトリ
/wp-content/themes/テーマ名前/
プラグインが格納されている
ディレクトリ
/wp-content/plugins/プラグイン名前/

【移転先】WordPressを移転元と同じ設定に変更

データのアップロードが完了したら、その次は移転先のWordPressを移転元と同じ設定に変更します。この作業は手動で設定します。

特に「パーマリンク設定」と「メディア」の設定は、必ず移転元と同じ設定にする必要があります。

設定内容が異なると、記事内にリンクURLを記述していると、リンク切れが発生する場合があるのでご注意下さい。

設定変更が必要な箇所

  • 一般設定
  • 投稿設定
  • 表示設定
  • ディスカッション
  • メディア
  • パーマリンク設定
  • プラグインの新規インストール&設定

【移転元】WordPressからXML形式でエクスポート

XML形式でエクスポート

WordPress記事のデータは、移転元のブログからXML形式でエクスポートします。
(記事データの書き出し)

管理画面の場所

WordPress管理画面 > ツール > エクスポート

エクスポート

エクスポートする対象は「全てのコンテンツ」を選択すると、全ての記事データが出力されます。出力対象を限定したい場合は、細かく条件を指定することもできます。

エクスポート

【移転先】WordPressにXMLをインポート

XMLをインポート

エクスポートしたXMLデータをプラグインを利用してWordPressにインポートします。
(記事データの取り込み)

使用するプラグインは「WordPress Importer」を利用します。
WordPress管理画面のメニューの「ツール」にリンクがあります。
そのリンクからプラグインをインストールします。

使用するプラグイン
WordPress ImporterWordPressの記事をXML形式でインポートできるプラグイン。

WordPress Importer

WordPress管理画面のメニューの「ツール」にリンクがあります。
プラグインをインストールして有効化しましょう。

管理画面の場所

WordPress管理画面 > ツール > インポート

インポート

インポート

XMLファイルのインポート

XMLファイルの指定

プラグインを有効化したら、XMLファイルを指定してインポートします。

インポート

インポートの設定

記事の投稿者を指定し、添付ファイルのインポートにチェックを入れて「実行」ボタンをクリックして下さい。これでデータに問題が無ければ、記事データが取り込まれます。

インポートの設定

最終確認

ここまでの作業が完了したら、実際に移転先のブログを確認して、問題がないかを確認しましょう。

記事の画像が正しく表示され、リンク切れなどが発生していなければ、移転作業は完了です。

URLや画像のパスに変更がある場合

もし、移転先ブログのURLに変更がある場合や画像のパスに変更がある場合は、下記のプラグインを利用して、URLの置換を行なって下さい。

または、XMLファイルをテキストエディタで直接編集し、置換する方法でも問題ありません。

参考プラグイン

ドメインの設定

ドメインのネームサーバー変更を行う場合

ドメインのネームサーバー変更を合わせて行う場合は、上記で説明した作業とは別にドメインのネームサーバーの変更も合わせて行う必要があります。

ドメインのネームサーバー変更手順は、レンタルサーバーごとに手順が異なりますので、各レンタルサーバのマニュアルをご確認下さい。

まとめ

WordPressで運営するブログ・Webサイトを移転させる際は、記事のデータをXML形式でエクスポート&インポートする方法が一番簡単です。

投稿・固定ページ・カスタム投稿タイプの記事を移転先のブログに移すことができます。カテゴリーやタグのデータも一緒に移すことができます。

WordPressの記事データを移転させる方法は、データベースを利用する方法もありますが、専門的な知識が必要になる為、少し難しいです。XMLを利用してエクスポート&インポートする方法が簡単なのでお勧めです。