レンタルサーバー比較

WordPressが高速動作するレンタルサーバー(ホスティング)を紹介します。
個人ブログ・アフィリエイト・ビジネスなど、様々な用途で活用できます。

この記事で紹介するレンタルサーバーは、WordPressでブログを快適に運用できる有料のレンタルサーバーです。PHP・MySQLが利用できます。

レンタルサーバーをお探しの方は、無料お試し期間を活用して、自分で実際に試してみましょう。

レンタルサーバーごとに利用できる機能・料金が異なります。
実際に自分で試してみて、自分に最適なレンタルサーバを探してみましょう。

特集記事

レンタルサーバー選びで失敗しないために必要なこと

初めてレンタルサーバーを契約する際に、
失敗しないために必要なことを重要なことから順番に解説します。

重要なこと
  1. あなたの目的を明確にする
  2. 料金が明瞭で、無理なく払えるか
  3. サポート体制がしっかりしているか
  4. WordPressが簡単に利用できるか
  5. サーバーの安定性と表示速度が速いか
  6. 自動バックアップ機能があるか
  7. 将来の拡張性があるか
  8. サーバー管理画面の使いやすさ
  9. お得なキャンペーンを活用する

あなたの目的を明確にする

ネタワン

まず、あなたが「何をやりたいのか」を考えましょう。
そして、やりたいことが明確になれば、何を重要視すべきかが見えてくるはず。

目的によって選ぶべきレンタルサーバーが変わる
ブログを始めたい WordPressが使えるレンタルサーバーを選び、ブログを始めましょう。
レンタルサーバーは、コストパフォーマンスで選ぶと良いかも。
個人ブログであれば、最初はそれほど高性能である必要はありません。
ただし、将来的にブログのアクセス数が増えることを考慮して、将来の拡張性を考えてレンタルサーバーを選ぶと良いかもしれません。
アフィリエイト
(アフィリエイトブログ)
WordPressが使えるレンタルサーバーを選び、ブログを始めましょう。
アフィリエイトで利用する場合は、WordPressが高速動作する高性能レンタルサーバーを選ぶと良いかも。
アフィリエイトでブログを運営する場合は、複数のブログを同時に運営することが多いです。複数のブログを同時に運営しても快適に利用できる高性能レンタルサーバーを選びましょう。
企業の自社サイト
(中小規模の企業サイト)
企業の自社サイトはサーバーの安定性サービスの信頼性が大事です。
安定して稼働する信頼性が高いレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
ポートフォリオ
(作品集・実績集)
WordPressが使えるレンタルサーバーを選び、ブログを始めましょう。
そして、ブログであなたの作品・実績などのポートフォリオを公開して、個人の評価を上げることに専念しましょう。
レンタルサーバーは、コストパフォーマンスで選ぶと良いかも。
個人ブログであれば、最初はそれほど高性能である必要はありません。
ただし、将来的にブログのアクセス数が増えることを考慮して、将来の拡張性を考えてレンタルサーバーを選ぶと良いかもしれません。

料金が明瞭で、無理なく払えるか

レンタルサーバーを初めて契約する場合、月額料金、初期費用、ドメイン取得料金、2年目以降の更新料など、合計でどのくらいのお金がかかるかを事前に確認しておく必要があります。

事前に確認する
  1. 月額料金
  2. 初期費用
  3. ドメイン取得料金
  4. ドメインの2年目以降の更新料金
お得に契約しよう
  • 初回契約の場合、ドメイン取得が無料または格安で利用できる場合あり
  • 長期契約ほど割引率が上がり、お得に利用できる
  • 初期費用無料が好ましい(最近は無料が多い)
経験に基づく助言
ネタワン

レンタルサーバーの料金は「月額1,000円前後が相場」と考えておきましょう。
初回契約の場合、ドメイン取得が「無料」または格安で利用できる場合があります。
これは初めての人の限定割引です。
レンタルサーバーを契約するなら、お得に始めましょう。

サポート体制がしっかりしているか

何か分からないことがあった時、すぐに質問できるか、すぐに調べられるかは超重要です。
初めての方は、何か問題が発生した際に、自分だけでは解決できないことが多いです。
その際に、信頼できるサポート体制があると安心です。

要確認
  • 人間によるチャットのサポートがあるか
  • 公式マニュアルがわかりやすいか
  • 問い合わせへの対応が早いか
  • ユーザーフォーラムで質問できるか
経験に基づく助言
ネタワン

何かトラブルが発生した時に、すぐに質問できるサポート体制があると、復旧の助けになることがあります。しっかりとしたサポート体制があるサービスを選んでおくと安心です。
例えば、格安レンタルサーバーを利用すると、サポートに質問しても、返事が遅いので、トラブル解決に時間がかかる場合があります。

WordPressが簡単に利用できるか

初めての人がブログを始めるなら、WordPressが簡単に利用できるかが重要になります。
最近のレンタルサーバーには、WordPressを簡単にインストールできる機能が用意されています。
初めての方は、便利な機能を活用しましょう。

便利な機能を活用する
  • WordPressを簡単にインストールできるか(自動インストール)
  • WordPressを簡単に引越しできるか(サーバー移転・データ移行)
  • 自動でSSLの設定をできるか(https・暗号化通信の設定)
  • ドメインとサーバーの紐づけが簡単か(ネームサーバーの設定)
経験に基づく助言
ネタワン

WordPressを利用するなら、WordPressの運用を助けてくれる機能があるレンタルサーバーを選ぶと良い。

サーバーの安定性と表示速度が速いか

ブログのアクセス数が多くなると、サーバーの反応が重くなることがあります。
特に、格安レンタルサーバーを利用する際は注意が必要です。
サーバーの処理能力が制限されている場合が多く、ブログの反応速度が悪くなる傾向があります。

ブログの表示速度は重要
  • ブログの表示速度が遅いと、ブログ読者の途中離脱に直結する
  • 安定動作するレンタルサーバーは、ブログ読者の体感も良くなり、満足度の向上に直結する
参考情報
ネタワン

レンタルサーバーの性能の比較などは「レンタルサーバー比較」の特集記事にまとめているので参考にしてください。

自動バックアップ機能があるか

人為的な操作間違いでファイルを削除してしまった時の「保険」があると安心です。
最近のレンタルサーバーには、自動バックアップ機能が用意されている場合が多いです。
ただし、レンタルサーバーによっては、バックアップ機能が有料オプションの場合があります。

要確認
  • 自動でバックアップされるか
  • バックアップから復元が簡単にできるか
  • バックアップのデータは何日分保持されるのか
  • バックアップ機能を無料で利用できるか
経験に基づく助言
ネタワン

バックアップ機能は必須です。
バップアップ機能が有料オプションのサービスもあるので注意が必要です。
エックスサーバーの場合は、バックアップが「14日分」保持されます。

将来の拡張性があるか

ブログを始めた直後は、まだアクセス数が少ないので、問題が発生しませんが、
ブログのアクセス数が増えてきたら、サーバーの処理速度が足りなくなり、レンタルサーバーの上位プランに移行する必要がでてきます。
その際に、円滑に上位プランに移行できるレンタルサーバーである必要があります。

要確認
  • 上位プランに簡単に移行できるか
  • 複数のブログの運用に対応できるのか
経験に基づく助言
ネタワン

レンタルサーバーの「拡張性」は必須です。
ブログのアクセス数が増えてきたら、上位プランにアップグレードすることを想定しておきましょう。

サーバー管理画面の使いやすさ

レンタルサーバーの管理画面が「直感的にわかりやすい」ことが大事です。
初心者でも簡単に利用できるサーバーの管理画面(管理ツール)である必要があります。

要確認
  • WordPressの管理やメール設定などが簡単にできるか
  • 初めての人でもわかる公式マニュアルがあるか
経験に基づく助言
ネタワン

初めての方は、初心者でも利用できるレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
専門技術者向けのレンタルサーバーも存在します。管理ツールの導入難易度が高いので注意が必要です。事前に公式マニュアルを読んで、サーバーの管理画面(管理ツール)がどんな感じかを確認しておくことをお勧めします。

お得なキャンペーンを活用する

レンタルサーバーでは、お得なキャンペーンを定期的に実施しています。
WordPressを利用してブログを始めるなら、お得なキャンペーンを活用しましょう。

エックスサーバー

WordPressの運用に最適化されたレンタルサーバーです。
WordPressが高速・安定動作するサーバー環境を提供しています。
ブロガー・アフィリエイター・Webデザイナー・プログラマーの方など、様々な業種・用途で利用できます。

エックスサーバー(高速・安定)

運用サイト数 250万以上の高速・安定の高性能レンタルサーバーです。
高速化技術「KUSANAGI」を導入した高速サーバー環境を提供。
安定性を重視して、WordPressの運用に最適化したレンタルサーバーです。
ブロガー・アフィリエイターの利用者が多いようです。

契約プラン 月額料金
12ヶ月
初期
費用
無料
お試し
vCPU
メモリ
ストレージ
NVMe SSD
ドメイン追加
データベース
転送量
制限
スタンダード 1,100円 0円 10日 仮想 6コア
8GB
500GB 無制限 無制限
プレミアム 2,200円 0円 10日 仮想 8コア
12GB
600GB 無制限 無制限
ビジネス 4,400円 0円 10日 仮想 10コア
16GB
700GB 無制限 無制限
特集記事

シンレンタルサーバー(コスパ)

エックスサーバーのシステムをベースとして「KUSANAGI」の高速化技術を導入。
最新技術を迅速かつ積極的に取り込み「高速性」と「新技術の迅速導入」に重点を置いています。
合法コンテンツであれば、アダルトサイトの運用も許可されています。

契約プラン 月額料金
12ヶ月
初期
費用
無料
お試し
vCPU
メモリ
ストレージ
NVMe SSD
ドメイン追加
データベース
転送量制限
1日あたり
ベーシック 880円 0円 なし 仮想 6コア
8GB
SSD 700GB 無制限 900GB
スタンダード 1,780円 0円 なし 仮想 8コア
12GB
SSD 1,000GB 無制限 1,200GB
プレミアム 3,560円 0円 なし 仮想 10コア
16GB
SSD 1,200GB 無制限 1,500GB
特集記事

XServer VPS(仮想専用サーバー)

エックスサーバーが運営するVPS(仮想専用サーバー)です。
格安でありながら、高性能サーバーを仮想的に専用サーバーのように使える。root権限付与あり。WordPress・生成AI・ゲーム・SNSなど、様々なシステムを運用できます。

契約プラン 月額料金
12ヶ月
初期
費用
無料
お試し
vCPU メモリ ストレージ
NVMe SSD
転送量
制限
2GB 900円 0円 なし 仮想 3コア 2GB 50GB 無制限
4GB 1,800円 0円 なし 仮想 4コア 6GB 150GB 無制限
8GB 3,600円 0円 なし 仮想 6コア 12GB 400GB 無制限
16GB 7,800円 0円 なし 仮想 8コア 24GB 800GB 無制限
32GB 19,500円 0円 なし 仮想 12コア 48GB 1,600GB 無制限
64GB 39,000円 0円 なし 仮想 24コア 96GB 2,400GB 無制限

GMOグループ

WordPressの運用に最適化されたレンタルサーバー(ホスティング)です。
「GMOグループ」の系列会社が運営しているサービスです。

ロリポップ!(高速・コスパ)

個人でも法人でも利用できるレンタルサーバーです。
高速表示のコストパフォーマンス抜群のレンタルサーバーです。
ハイスピードプラン以上は高速Webサーバー「LiteSpeed」を利用できる。
更に、ハイスピードプラン以上を契約すると、独自ドメインを無料で2個利用できます(契約期間のみ)

契約プラン 月額料金
12ヶ月
初期
費用
無料
お試し
ストレージ
SSD
ドメイン追加
データベース
Webサーバ 転送量
制限
ライト 418円 0円 10日 350GB ドメイン:200
MySQL:50
Apache 無制限
スタンダード 770円 0円 10日 450GB ドメイン:300
MySQL:100
Apache 無制限
ハイスピード 990円 0円 10日 700GB 無制限 LiteSpeed 無制限
エンタープライズ 2,365円 0円 10日 1,200GB 無制限 LiteSpeed 無制限

※ ライトプラン・スタンダードプランは、Webサーバーと利用できる機能が異なるのでご注意ください。

特集記事

ConoHa WING(高速・高機能)

最新の高性能サーバー・超高速SSD・高速化技術を組み合わせた高速レンタルサーバーです。
大量同時アクセスなどの高負荷にも強く、サイトのパフォーマンスに安定性を求める方に最適です。

契約プラン 月額料金
12ヶ月
初期
費用
無料
お試し
vCPU メモリ ストレージ
SSD
ドメイン追加
データベース
転送量
制限
ベーシック 1,452円 0円 なし 仮想 6コア 8GB 300GB 無制限 無制限
スタンダード 2,904円 0円 なし 仮想 8コア 12GB 400GB 無制限 無制限
プレミアム 5,808円 0円 なし 仮想 10コア 16GB 500GB 無制限 無制限

お名前.com レンタルサーバー

サーバーとドメイン取得を同時に契約するとお得です。
サーバーとドメインを一緒に管理できるので、ブログ運営が楽になります。

契約プラン 月額料金
12ヶ月
初期
費用
無料
お試し
ストレージ
SSD
ドメイン追加
データベース
転送量
制限
RSプラン 1,078円 0円 なし 600GB 無制限 無制限

さくらインターネット

Web開発のエンジニアの専門技術者(プログラマーなど)に人気のレンタルサーバーです。

さくらのレンタルサーバ

Web開発のエンジニアに人気のレンタルサーバーです。様々な用途・業種で活用できます。
バックアップ&ステージング機能を利用してWordPressのテスト環境を簡単に構築できます。

契約プラン 月額料金
毎月払い
初期費用 無料
お試し
ストレージ データベース
MySQL
ドメイン
追加
転送量
制限
スタンダード 660円 0円 14日 300GB 50 200 無制限
ビジネス 2,970円 0円 14日 600GB 200 400 無制限

※ ライトプランはデータベース(MySQL)が利用不可なので、WordPressを利用できません。

さくらのVPS(仮想専用サーバー)

Web開発の技術者に人気のVPS(仮想専用サーバー)です。
格安で使えるVPSでありながら、大規模システムに対応するスケーラビリティを兼ね備えています。
複数のVPSを接続して複数台構成を実現することも可能です。

契約プラン 月額料金
毎月払い
初期
費用
無料
お試し
vCPU メモリ ストレージ 転送量
制限
512MB 石狩
643円
0円 なし 仮想 1コア 512MB SSD 25GB 無制限
1G 石狩
880円
0円 なし 仮想 2コア 1GB SSD 50GB 無制限
2G 石狩
1,738円
0円 なし 仮想 3コア 2GB SSD 100GB 無制限
4G 石狩
3,520円
0円 なし 仮想 4コア 4GB SSD 200GB 無制限
8G 石狩
7,040円
0円 なし 仮想 6コア 8GB SSD 400GB 無制限
16G 石狩
13,200円
0円 なし 仮想 8コア 16GB SSD 800GB 無制限
32G 石狩
26,400円
0円 なし 仮想 10コア 32GB SSD 1,600GB 無制限

クラウド型レンタルサーバー

ビジネス・専門技術者向けのレンタルサーバーです。完全にプロ仕様のサービスです。

高速Webサーバー「LiteSpeed」が導入されています。
WordPressのキャッシュ高速化プラグイン「LiteSpeed Cache」を利用できます。

ColorfulBox(カラフルボックス)

WordPressが高速動作するレンタルサーバーです。
Webサイトの運営状況に合わせて、自由にプラン移動できる柔軟性が特徴です。
高速Webサーバー「LiteSpeed」を採用。全プランSSD。
サーバー管理は「cPanel」の高機能コントロールパネルを利用。

契約プラン 月額料金
12ヶ月
初期
費用
無料
お試し
ストレージ
vCPU
メモリ
ドメイン追加
データベース
Webサーバ 転送量制限
1日あたり
BOX1 638円 0円
3ヶ月契約以上
30日 SSD 200GB
1コア
2GB
無制限 LiteSpeed 200GB
BOX2 1,166円 0円
3ヶ月契約以上
30日 SSD 700GB
6コア
8GB
無制限 LiteSpeed 無制限
BOX3 1,958円 0円
3ヶ月契約以上
30日 SSD 1,000GB
8コア
12GB
無制限 LiteSpeed 無制限
BOX4 2,618円 0円
3ヶ月契約以上
30日 SSD 1,200GB
10コア
16GB
無制限 LiteSpeed 無制限

mixhost(ミックスホスト)

WordPressが高速動作するレンタルサーバーです。LiteSpeed公式パートナーです。
高速Webサーバー「LiteSpeed」を採用。
サーバー管理ツールに「cPanel」を利用できます。

契約プラン 月額料金
12ヶ月
初期
費用
無料
お試し
アクセス数
目安
ドメイン追加
データベース
Webサーバ 転送量
制限
スタンダード 2,178 0円 なし 25,000PV/月 無制限 LiteSpeed 無制限
プレミアム 3,278円 0円 なし 100,000PV/月 無制限 LiteSpeed 無制限
ビジネス 5,478円 0円 なし 400,000PV/月 無制限 LiteSpeed 無制限

格安レンタルサーバー

学生などのブログの運用に最適な格安レンタルサーバーです。
とにかく料金が安いので、学生など、お金を安く抑えたい方に最適のサービスです。

スターサーバー

高速・格安のレンタルサーバーです。個人からビジネスまで、様々な用途・業種で活用できます。
難しいことを省いてシンプルにしているのが特徴です。とにかく料金を安く抑えたい方に最適です。

注意点としては、自動バックアップ機能は上位プランのみ利用可能です。

契約プラン 月額料金
12ヶ月
初期
費用
無料
お試し
ストレージ データベース
MySQL
ドメイン
追加
転送量制限
1日あたり
ライト 418円 0円 なし SSD 350GB 50 200 900GB
スタンダード 990円 0円 なし SSD 700GB 無制限 無制限 1,200GB
ビジネス 2,365円 0円 なし SSD 1,200GB 無制限 無制限 1,500GB
備考

※ 料金は「税込」で表記しています。

※ 上記では「12ヶ月」の期間で契約した場合の金額を掲載しています。月額料金は契約期間によって割引金額が変動します。

※ 上記の「転送量制限」は1日あたり、または1ヶ月あたりの目安です。快適に利用できる目安とお考えください。
制限値や制限内容はそれぞれ異なります。

レンタルサーバーの基礎知識

レンタルサーバーとは?

サーバー

レンタルサーバー(ホスティング)とは、ブログ・Webサイトを公開するインターネット上の場所(サーバー)を貸してくれるサービスのことです。

簡単に説明すると、インターネット上の「賃貸アパート」みたいなものです。あなたが月単位でインターネット上の場所を借ります。

レンタルサーバーを借りた後は、サーバー上に自分のブログ・Webサイトを作って公開できます。

さらに、独自ドメインを取得すれば、あなただけのオリジナルのドメインでブログ・Webサイトを運営できます。

レンタルサーバーを利用してできること

  1. WordPressを利用して、ブログ・Webサイトを構築してインターネット上に公開できる。
  2. ECサイト(通販サイト)などを構築して、インターネット上で24時間稼働するお店を運営できる。
    ちなみに、WordPressを利用してECサイトを運営することもできます。
  3. インターネットに24時間稼働するWebサービスを構築して運営できる。
    例えば、会員制のコミュニティサイト、独自のSNSなどを構築して運営できます。

などなど

事前に確認すべきこと

  1. レンタルサーバーは、料金の安さだけで選んではいけません
    利用できる機能、ストレージ容量、データ転送量制限などのサーバーの性能や機能をよく確認する必要があります。
  2. WordPressなどの外部プログラムを簡単にインストールできる機能があるレンタルサーバーを選びましょう。初心者には少し難しいインストール作業を簡略化できて便利です。
  3. サーバーのストレージ容量・データベース数は、後で足りなくなることがよくあります。
    制限が少ないレンタルサーバーを選ぶと後から後悔しないで済みます。
  4. 格安レンタルサーバーの利用を検討する場合、サーバーの「データ転送量制限」の値も必ず確認しましょう。(※下記参照)

サーバーの転送量制限について

注意

レンタルサーバーは、契約するプランごとに異なりますが、サーバーのデータ転送量(通信量)に制限が設けられている場合が多いです。契約プランの月額料金が高いほど転送量制限が緩和されています。

1ヶ月あたりのデータ転送量が目安値を大きく上回る、または短時間に転送量が大きく増加した場合、「503 Service Temporarily Unavailable」等のエラーが表示されます。または、ページ表示が遅くなる場合があります。

注意点としては、格安レンタルサーバーの安いプランほどデータ転送量制限が厳しめに設定されています。画像や動画を多用するブログを運用する場合、転送量制限にひっかかる場合があります。月額料金が安いからといって、安易に価格だけでレンタルサーバーを選ばないようにする必要があります。

独自ドメインを取得する

独自ドメイン

レンタルサーバーを借りたら、その次は「あなた独自のドメイン」を取得しましょう。

レンタルサーバーが管理している初期ドメインをそのまま利用すると、URLの文字列が長くて覚えにくいので、あなた独自のドメインを取得することをオススメします。

独自ドメインを取得することで、あなたオリジナルの覚えやすいドメインが利用できます。

ドメイン(domain)とは、インターネット上の住所みたいなものです。
重複する住所がないのと同じように、ドメインも世界に1つだけです。
世界に1つだけの「あなた独自のドメイン」を取得しましょう。

参考記事

専門用語の解説

レンタルサーバーに関連する専門用語が初心者でも理解できるように解説をまとめました。
記事を読んで分からない専門用語があったら、下記の解説をご覧ください。

レンタルサーバー全般
レンタルサーバ
(ホスティングサーバ)
インターネット上のサーバー資源を貸し出すサービスのことです。
サーバーの利用者は、不動産の賃貸物件のように、サーバー上の空間・資源を月単位で借りて利用します。そのサーバー上の空間にWordPressなどのWebアプリケーションを設置して運用します。
ちなみに、レンタルサーバーという言葉は「和製英語」です。
日本ではレンタルサーバーという言葉が使われることが多いです。
レンタルサーバーと「ホスティングサーバー」は同じ意味です。
共用サーバー 1台の高性能サーバーを複数の利用者で共用するサーバーの提供方式のことです。
個人向けの一般的なレンタルサーバーは、共用サーバーに該当します。
サーバーを複数の利用者で共用しているので、利用料金が安くなる傾向があります。
専用サーバー 物理的にサーバーを丸ごと占有して利用するサーバーの提供方式のことです。
レンタルサーバーにおいては、サーバーを丸ごと借りるので、利用料金が高くなる傾向があります。
VPS VPSとは「Virtual Private Server」の略です。
日本語に訳すと「仮想専用サーバー」です。
仮想的に専用サーバーのようなサーバー環境を構築して利用者に提供します。
サーバーを占有する訳では無いので、専用サーバーと比べて、利用料金が安くなる傾向があります。
クラウド型 インターネットを経由してサーバー資源やソフトウェアを利用できるようにした提供方式のことです。
自分で物理的なサーバーを用意する必要がなく、インターネット上に構築したサーバー資源やソフトウェアを必要に応じて借りて利用できます。
サーバーの能力・容量を後から増強したい場合に、簡単にサーバー資源を増やせるなどの利点があります。
ブログ運営
WordPress WordPress(ワードプレス)は、オープンソースで開発されたWebサイト管理システムです。簡単に説明すると、ブログの作成管理システムです。
WordPressは、人気で世界中に利用者が多いです。
CMS CMS(Content Management System)は、コンテンツ管理システムのことです。
WordPressは、ブログのコンテンツを管理できるCMSです。
PHP PHP(Hypertext Preprocessor)は、サーバーサイドで動的なWebページを作成するためのプログラミング言語です。
Webページを生成するプログラミング言語として広く普及しています。
WordPressでは、PHPとMySQLなどを利用して動的にWebページを生成しています。
データベース データベースは、検索や記録が容易にできるよう整理された情報の集まりのことです。
WordPressでは、MySQL形式のデータベースを利用しています。
MySQL MySQL(マイ・エスキューエル)は、データベースシステムです。
WordPressを利用する場合、ブログの記事や設定などの情報がデータベースに保存されます。
phpMyAdmin MySQLのデータベースを手動で管理したい場合に利用するデーターベース管理システムです。
ドメイン
独自ドメイン あなただけのインターネットの住所を登録できるサービスです。
短くて、覚えやすい、あなたオリジナルの独自ドメインを登録しましょう。
独自ドメインを利用すると、ブログのURLが格段に分かりやすくなります。

独自ドメインあり
https://netaone.com


独自ドメインなし(数字のIPアドレス)
https://999.999.999.999

独自ドメインなし(レンタルサーバ所有のドメインを借りる場合)
https://sample.xsrv.jp
サブドメイン 利用しているドメインの前に、好きな文字列を付けたドメインのことです。
サブドメインを追加してドメインを用途別に区切ることができます。
サブドメインで区切ると、サブドメインごとに別サーバーを利用できます。
そこにCMSやECサイトなどを構築して運営できます。

独自ドメインのみ
https://netaone.com

サブドメインあり(例)
https://blog.netaone.com
https://shop.netaone.com
https://wiki.netaone.com
ハードウェア
ストレージ容量
(ディスク容量)
レンタルサーバーの契約者に割り当てられたデータを記憶する領域の容量のことです。
契約プランごとに割り当てられた容量が変わってきます。
SSD SSD(Solid State Drive)は、半導体メモリを利用した記憶装置のことです。
SSDが導入されたサーバーは、データの読み書きが高速です。
Webサーバー
Webサーバー インターネット上でWebページ・画像・動画などの情報を配信するシステムのことです。
nginx nginx(エンジンエックス)は、大量の同時アクセス処理に最適化されたWebサーバーです。突発的に大量のアクセスが増えた状況でも高速・安定した稼働を実現できます。
近年、多くのレンタルサーバー事業者に採用されています。
LiteSpeed LiteSpeed(ライトスピード)は、高速化・高負荷時の安定性に優れたWebサーバーです。WordPressなどの様々なCMSとの相性を重視した「第4世代」のWebサーバーです。
近年、多くのレンタルサーバー事業者に採用されています。
Apache Apache(アパッチ)は、最も普及している従来のWebサーバーです。(2021年時点)
Webサーバーとして、これまで多く利用された実績があり、安定性・拡張性に優れています。従来の技術を利用して、安定性を重視する場合に利用されることが多いです。
サーバーの機能・制限など
サーバキャッシュ サーバー上にキャッシュの一時ファイルを生成して、その一時ファイルを再利用することにより、ブログの表示速度を向上できる機能です。
ブラウザキャッシュ 利用者のWebブラウザ側でのキャッシュ利用を指示するレスポンスヘッダ(Expires、Cache-Controlヘッダ)の出力を付加する機能です。
同一ファイルへの再アクセスの際には、Webブラウザ側のキャッシュファイルが再利用されることにより、ブログの表示速度の向上や転送量の軽減を実現できます。
転送量制限 転送量とは、ブログにアクセスがあった際に、サーバーから閲覧者のWebブラウザへ送信されたデータの総容量のことです。(HTML・画像など)
アクセス数が多いブログほど、データ転送量が多くなります。
一般的なレンタルサーバーでは、1台のサーバーを複数人で共用して利用しているため、契約者ごとにデータ転送量に制限が設定されています。その制限値を超えると、サーバーの性能に制限がかかります。
自動バックアップ サーバー上のデータをバックアップする機能のことです。
別の場所にデータを保存します。
サーバー設備の故障・人為的な作業間違いによるデータ消失などに備えて、自動バックアップ機能の利用は必須です。
レンタルサーバーを選ぶ際は、自動バックアップ機能があるサービスを選ぶ必要があります。
簡単インストール WordPressなどのWebアプリケーションを簡単にインストールできる機能です。
近年のレンタルサーバーには、簡単インストール機能が用意されている場合が多いです。
無料独自SSL サーバーと利用者の間の通信を暗号化できる機能です。
近年のレンタルサーバーには、無料独自SSL機能が用意されている場合が多いです。
SSL インターネット上の通信を暗号化するセキュリティ機能のことです。
SSLは「Secure Sockets Layer」の頭文字を取って略されたものです。
セキュリテイ対策 WordPressなどのセキュリティを強化する機能です。
国外IPアドレスからの接続を制限したり、パスワード総当り(ブルートフォースアタック)の遮断など、不正アクセスに対するセキュリティを強化できます。
WAF WAF(Webアプリケーションファイアウォール)を利用できます。
不正アクセスを検知して遮断します。脆弱性を悪用した攻撃からブログを保護できます。
不正アクセスからブログを保護し、WordPressなどのWebアプリケーションの安全性を向上できます。