問題解決

PHPのエラーメッセージや警告をレンタルサーバーの設定で非表示にする方法を紹介します。

レンタルサーバーの設定に慣れていない初心者の方は、PHPのエラーメッセージや警告に戸惑うかもしれないので解決方法を紹介します。
エックスサーバー」のレンタルサーバーを運用している場合の設定例になります。

先日、「エックスサーバー」のレンタルサーバーにおいて、推奨するPHPバージョンが「PHP 7.0」に変更になりました。

レンタルサーバーのサーバーパネルにおいてPHPバージョンの変更を行うと、運用しているテーマ・プラグインによってはエラーメッセージが表示される場合があります。

PHPのバージョンを切り替えた際にエラーメッセージが表示される場合、レンタルサーバー側の設定でエラーメッセージを非表示にすることもできます。
ちなみに、画面上は非表示になりますが、サーバーのログファイルにはエラーは記録されます。

記事内容が古くなっています

この記事に記載している情報は、記事作成時点(2017年)の情報になります。
PHPのエラーメッセージを非表示にする方法は、現在でも同じ様に非表示にできます。
ただし、レンタルサーバーの管理画面の画面構成が少し変わっています。

はじめに

PHPのエラーメッセージや警告の例

PHP7に対応していない古いテーマまたはプラグインを利用している場合、
画面の上の方に警告が表示される場合があります。

PHPのエラーメッセージや警告の例

エラーメッセージや警告は非表示にできます

上記例の場合は、致命的なエラーではないので、WordPressは問題なく利用できます。

ただ、警告のメッセージが邪魔で気になりますよね。

この記事ではPHPのエラーメッセージや警告をレンタルサーバーの管理画面の設定で非表示にする方法を紹介しています。

エックスサーバーの設定方法

エックスサーバーの共用レンタルサーバーを利用している場合の設定方法を紹介します。

設定画面の場所

Xserverサーバーパネル > php.ini設定 > ドメイン選択画面 > php.ini設定

Xserver サーバーパネル

サーバーパネルにある「php.ini設定」をクリックします。
そして、対象ドメインを選択してください。

php.ini設定

php.ini設定変更

「php.ini設定変更」のタブをクリックします。

「display_errors」を「off」に設定して、画面の下にある「設定する(確認)」ボタンをクリックします。
確認画面が表示されるので、設定内容に問題がなければ、設定を確定させてください。

php.ini設定変更

設定反映の確認

あなたのWebサイトを確認し、エラーメッセージや警告が非表示になっているか確認しましょう。
設定が反映されていれば、これで設定完了です。

wpXの設定方法

wpXを利用している場合の設定方法を紹介します。

設定画面の場所

wpX管理パネル > サーバー管理 > WordPress管理 > WordPress設定 > あなたのドメイン > php.ini設定

wpX管理パネル

wpX管理パネルにある、あなたが運営するドメインを選択し、「php.ini設定」をクリックします。

wpX管理パネル

php.ini設定

「display_errors」を「OFF」に設定して、「設定変更(確認)」ボタンをクリックします。
確認画面が表示されるので、設定内容に問題がなければ、設定を確定させてください。

php.ini設定

設定反映の確認

あなたのWebサイトを確認し、エラーメッセージや警告が非表示になっているか確認しましょう。
設定が反映されていれば、これで設定完了です。

まとめ

エックスサーバー」では、レンタルサーバーの管理画面の設定だけで、初心者でも簡単にPHPのバージョンを切り替えたり、致命的なエラーでなければエラーメッセージや警告を非表示にすることができます。

古いPHPのバージョンで開発されたテーマ・プラグインを利用する場合、WebサーバーのPHPのバージョンによっては、エラーメッセージや警告が表示される場合があります。

そんなエラーメッセージや警告が表示された場合でも焦る必要はありません。
開発が継続されているテーマ・プラグインであれば、最新のサーバー環境に合わせた新バージョンが提供される場合が多いです。
焦らず、新バージョンが公開されるまで待ちましょう。